
意思の力だけでは禁煙は困難です
タバコは、ニコチンの作用による脳や体への快感(身体的依存)だけでなく、ホッとする、すっきりするといった気持ちの上での依存(心理的依存)が重なっているため、意思の力だけでは、なかなかやめることができません。
そこで当院では、ニコチンが脳神経に作用するのを止めて中毒症状を緩和する薬や、生活指導を駆使した禁煙のお手伝いをしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
禁煙外来は完全予約制となります。
ご希望の方はお電話にてご予約をお願いいたします。
Tel:0721-55-3710
健康保険等で受けられる禁煙治療
禁煙治療は、2006年から健康保険が適用され、患者様の負担も軽くなりました。禁煙治療を健康保険で受けるためには一定の要件*があり、1回目の診察で医師が確認することになっています。
なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができます。
*健康保険等で禁煙治療を受けるための要件
- ニコチン依存症を診断するテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で5点以上
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
例えば、25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、
15(本)×20(年)=300であり、対象となります。
- すぐに禁煙したいと考えていること
- 医師から受けた禁煙治療の説明に同意、説明内容に納得された時は、文書で同意します(サイン等)。
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないうちは、自由診療となります。
ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)
はい:1点 / いいえ:0点
※5点以上は「ニコチン依存症*」です(最終的なニコチン依存症の診断は、医師が行います)。
- 1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
- 2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
- 3. 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。
- 4. 禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重の増加)
- 5. 「4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
- 6. 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
- 7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
- 8. タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
- 9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
- 10. タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かありましたか。
(注):禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現したりしている状態。
*ニコチン依存症:やめたくてもやめられない喫煙習慣のことを言い、治療が必要な病気と考えられています。
健康保険等による禁煙治療のスケジュール
標準的な禁煙治療のスケジュールは、12週間にわたり合計5回の診察が行われます。
診察時には、息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。一酸化炭素は、タバコの煙に含まれる代表的な有害物質であり、禁煙を始めることにより、この値が次第に下がっていきます。“数値”という目に見える形で改善されていくことが励みとなる患者様も多いようです。
また、禁煙を継続するためのアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けることができるため、禁煙は成功しやすくなります。
医院概要
クリニック名
医療法人 かわにしクリニック
〒586-0011
河内長野市汐の宮町4-10
Tel:0721-55-3710
診療科目
内科・血液内科
発熱、風邪、インフルエンザ、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、痛風)、喘息、甲状腺機能異常症(低下症・亢進症)、白血病、多発性骨髄腫、貧血、血友病、慢性腎臓病、膠原病
院長
川西 一信
(日本血液学会認定血液専門医・日本透析医学会専門医)
診療時間
休診:木曜午後・土曜午後・日曜・祝日