予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを接種することによって特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽く済むようにします。 ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらの毒性を無くしてつくられます。これを注入することによって、体内に抗体*をつくらせ、接種以後、当該感染症にかかりにくくし、また重症化を防ぎます。
*抗体:病原体と結合し、それを体内から除去するように働くたんぱく質。
また、待ち時間短縮のため、できるだけインフルエンザ問診表をダウンロードいただき、ご記入の上持参下さい。ご協力よろしくお願いいたします。
第1期:令和6年10/7~10/31
第2期:令和6年11/1~11/30
第3期:令和6年12/1~令和7年1/31
事前に以下のインフルエンザ予防接種の予診票をプリントアウトしてご記入の上、持参いただくことで、受付がスムーズに行え、時間短縮につながりますので、ぜひご活用ください。
インフルエンザ予診票のダウンロードインフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染による疾患で、発症すると38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、せきなどの症状も見られます。お子様では稀に急性脳症を、ご高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症化することがあります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~3月頃に流行するので、毎年10月~12月に接種するのが妥当でしょう。
風疹を予防するためにできれば風疹単独ワクチンではなく、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを接種するようにしてください。
同ワクチンを接種することで、麻疹や風疹に対する抗体ができるようになり、これらの病気にかかりにくくなるほか、万一かかったとしても軽くて済むようになります。
MRワクチンをお勧めする理由ですが、風疹ワクチン未接種の方や1回だけの方(現在は2回接種が基本)では、麻疹ワクチンの接種回数も不十分で、麻疹(はしか)に対する免疫も弱いことが多いからです。なお、風疹や麻疹に罹ったことのある方が接種したり、3回以上接種してしまったという場合でも、何か問題が生じるということはありません。
接種日現在で河内長野市に住民登録のある人で、妊娠を希望する女性、その配偶者、現在妊娠している女性の配偶者
※注意 現在妊娠している人、またはその可能性のある人は、接種できません
令和6年4月1日~令和7年3月31日の接種分が費用助成の対象となります
詳しくは河内長野市ホームページをご確認ください。
肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、つまり感染力が防御力を上回った場合に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺に入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。
がん、心臓病に続いて、肺炎は日本人の死亡原因の第3位を占めています(厚生労働省発表の平成23年調査結果)。高齢者や慢性の病気を持っている方などは、肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向がありますので、要注意です。
肺炎を予防するためにできることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。
肺炎の原因菌で最も多いのは、肺炎球菌です(成人の肺炎の20~40%は、この菌が原因と言われます)。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます(ただし、すべての肺炎を予防できるわけではありません)。
接種は、1年を通して、いつでも可能です。ただし、5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。接種の年月日は、忘れないようにメモに残しておきましょう。
また、稀ながら接種した部位が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったり、痛んだりすることがありますが、通常は2~3日で治まります。その他、熱っぽい、だるいなど体調の変化があった場合には、すぐにご相談ください。
対象者の方は一部自己負担(3,000円)で接種することができます。
詳しくは河内長野市保健所保健予防課までお問い合わせください。
30年以上にわたり、子どものみずぼうそう(水痘)予防に使用されてきた 水痘ワクチンが、50歳以上の方の帯状疱疹予防に使用できるようになりました。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスへの感染によって発症するため、水痘を経験した人にのみ、起こります。80歳までに3人に1人がかかると言われている身近な病気です。
頭部から下肢までの間の片側の一定の神経支配領域に、神経痛様の痛みを伴った小水泡が帯状に生じます。顔にできると顔面神経麻痺、内耳の障害によるめまい・耳鳴りなどが起こることがあります。 チクチク、ピリピリした痛みに悩まされることが多く、帯状疱疹後疼痛として長い間痛みが残ってしまうことがあります。
帯状疱疹ワクチンは、水ぼうそうの大人向けの予防接種です。水ぼうそうも帯状疱疹も同じウイルスによって発症するので、ワクチンも同じものを打てば、ウイルスの活性化を抑えてくれるのです。
当院では帯状疱疹のワクチン(生ワクチン/不活化ワクチン)を取り扱っています。生ワクチンは皮下注射で発症予防効果は約50~60%と言われており、1回接種です。不活化ワクチンは筋肉注射で、発症予防効果は約97%以上と言われており、2回の接種が必要です。
帯状疱疹の発症が50~60代に多く、加齢により免疫力が低下するに従って重症化したり、帯状疱疹後神経痛になるリスクが高くなったりしてきます。
2016年3月より50歳以上の方を対象に水痘ワクチンの接種による予防接種が可能となりました。
帯状疱疹の予防接種は、50歳以上の方が接種対象者となります。
この場合、接種後の副反応として注射部位の局所症状(赤み、かゆみ、熱くなる、腫れ、痛み、硬くなる)、発疹、倦怠感などが報告されています。 また非常にまれですが、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、口唇のまわりの腫れなど)や、血小板減少性紫斑病(皮下出血、鼻血、歯ぐきの出血など)がみられることがあります。何か異常が認められた場合には、すぐに医師に申し出てください。
*…例えば、急性及び慢性白血病、リンパ腫、骨髄やリンパ系に影響を与えるその他疾患、HIV感染またはAIDSによる免疫抑制状態、細胞性免疫不全などによる
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9:00~12:00 (受付11:45まで) |
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16:30~19:30 (受付19:15まで) |
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午前は11:45、午後は19:15で受付終了
休診:木曜午後・土曜午後・日曜・祝日